柳俊太郎、20代は「気持ちがブレブレだった」。俳優デビュー10年目の“覚悟”も
僕には僕のスタイルがある
――早い時期から「これ!」という人もいるでしょうが、むしろ少ないですよね。
柳:だからめちゃくちゃでいいと思うんです。モデルにしても役者の仕事にしても、僕はめちゃくちゃなまま歩きながら、人からの影響も受けて、ゆっくり好きなことを見つけてきた。周囲への嫉妬なんかはありました。でもハングリー精神はモチベーションになるし、焦りとはまた違った。焦るといろんなものを見失う気がします。
――嫉妬はいいけど、焦りはダメだと。
柳:たとえば、よくメンノンの同世代のヤツらのことを聞かれますけど、意識はします。どうしたって目にも耳にも入ってきますし、だけど僕は同じはイヤだと思うタイプなんです。こいつらとは違うやり方でやっていきたいと。
坂口健太郎は同じ年だし、成田凌は年下で、あれだけたくさんの作品に出ています。みんな頑張っているし、それぞれのスタイルがあって、そして僕には僕のスタイルがある。「俺なりのかっこいい男になってやる」という気持ちです。
今20代の人が読んでくれるとしたら、よりめちゃくちゃなほうがいいと僕なら言いたいかな。でもプライドは持ち続けて。そう言いたいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
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