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柳俊太郎、20代は「気持ちがブレブレだった」。俳優デビュー10年目の“覚悟”も

暮らし

僕には僕のスタイルがある

柳俊太郎

――早い時期から「これ!」という人もいるでしょうが、むしろ少ないですよね。

柳:だからめちゃくちゃでいいと思うんです。モデルにしても役者の仕事にしても、僕はめちゃくちゃなまま歩きながら、人からの影響も受けて、ゆっくり好きなことを見つけてきた。周囲への嫉妬なんかはありました。でもハングリー精神はモチベーションになるし、焦りとはまた違った。焦るといろんなものを見失う気がします。

――嫉妬はいいけど、焦りはダメだと。

柳:たとえば、よくメンノンの同世代のヤツらのことを聞かれますけど、意識はします。どうしたって目にも耳にも入ってきますし、だけど僕は同じはイヤだと思うタイプなんです。こいつらとは違うやり方でやっていきたいと。

 坂口健太郎は同じ年だし、成田凌は年下で、あれだけたくさんの作品に出ています。みんな頑張っているし、それぞれのスタイルがあって、そして僕には僕のスタイルがある。「俺なりのかっこいい男になってやる」という気持ちです。

 今20代の人が読んでくれるとしたら、よりめちゃくちゃなほうがいいと僕なら言いたいかな。でもプライドは持ち続けて。そう言いたいです。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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(C) 2022「神は見返りを求める」製作委員会

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