玉木宏が明かす“今の自分”を作った20代の記憶「かなり現場で怒られました」
俳優の玉木宏さん(42)が、極道の世界で“不死身の龍(たつ)”として恐れられてきたものの、美久(川口春奈)との結婚を機に足を洗い、専業主夫として奮闘する主人公・龍を好演し、人気を博したドラマの映画版『極主夫道 ザ・シネマ』が公開中です。
映画『ウォーターボーイズ』、ドラマ『のだめカンタービレ』、連続テレビ小説『あさが来た』、そして日曜劇場『マイファミリー』など常に第一線で走り続けている玉木さんが、本作では、周囲のキャストと息の合った振り切った演技はもちろんのこと、漫画原作のビジュアルを再現した完璧な肉体も披露。一体どんなトレーニングをしたのかを聞きつつ、40代に入り、“いい男度”がさらに上がっている玉木さんに、20代の頃について振り返ってもらいました。
描かれることは日常に根付いている
――ドラマ版から好評でしたが、最初にオファーを受けたときはどんな思いでしたか?
玉木宏(以下、玉木):役を演じるにあたって原作を読みました。非常に意表を突いたというか、シュールな笑いが起きる漫画だなと思いました。
龍はまっすぐな人だと思いますが、外見で損をしていて、周りがどんどん勘違いしてしまう。描かれることは日常に根付いていますし、見ていて理解しやすい、面白い作品だと思いました。
普段はやらない筋トレもみっちり
――くだらない質問で申し訳ありませんが、あの筋肉は玉木さんのご自前なんですよね?
玉木:そうですね、はい(笑)。ドラマのときにはさじ加減がわからなくて、体重が落ち過ぎてしまったので、今回は、ドラマの時より少し体重を増やしたままにしました。有酸素運動や格闘技などは毎日していますが、筋トレは全くやらないので、今回の映画のために3か月半は筋トレを含めてみっちりトレーニングしました。
――具体的にはどんなことをして、あの身体に仕上げていったのでしょうか。
玉木:食事は本当に分かりやすく変わるのですが、トレーニングに関しては、先生についてもらって筋トレメニューを週に2日、そのほか自分で週に4日ないし、5日トレーニングをしていました。だから撮影期間を含めて毎日ですね。撮影が終わったあと、ジムに行って、朝は4~5時に起きて有酸素運動を1時間近くやってから現場に行っていました。