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スマホのやり過ぎが原因。気持ちの余裕がなくなる「3毒トリオ」の正体

学び

 頭の中に“よはく(余白)”がある状態とは、不要な情報や余計な心配がなく、何か起きたときやピンとくる情報に出会ったときに、すぐに自分らしく考え、決断し、行動できる状態のことを指します。

悩み

※画像はイメージです(以下同じ)

 本当に大切なことに集中するためには「頭のよはく」が必要です。今回は、気持ちの余裕がなくなる「3毒トリオ」の正体について、人材育成トレーナーおよびコンサルタントとして活躍する鈴木進介氏の著書『本当に大切なことに集中するための 頭の”よはく”のつくり方』より紹介します(以下、同書を一部編集のうえ寄稿)。

人間関係や仕事にも影響を及ぼす「依存症」

 依存症ときくと、タバコやアルコールなどが思い浮かべますよね。何か特定のことや行動をやめたくてもやめられない。しかも、依存してしまったことが「日々の生活や健康、大切な人間関係や仕事にも影響を及ぼしてしまう」と、厚生労働省のHPにも定義されています。

 ただ、最近は依存しているものが、「スマホ」と答える人も多いのではないでしょうか。ちょっとした移動時間に、仕事の合間に、寝る前の瞬間にまで、さっと画面をなぞってSNSなどにハマってしまう……。たしかに便利だけれど、スマホ依存が進めば、小さな時間の積み重ねで合計すると1日の多くの時間をあててしまうことも。

スマホを家に忘れてソワソワする人は要注意!

鈴木進介

鈴木進介著『本当に大切なことに集中するための 頭の”よはく”のつくり方』(日本実業出版社)

 結果的に、本来、終わらせないといけない仕事が手につかなくなったり、集中力を欠いて仕事が散漫になったりすることもあるでしょう。しかも、スマホを自宅に置き忘れて外出してしまうと、ソワソワしてスマホがないと落ち着かなくなる。

 じつは人が余裕をなくしてしまう原因は3つあると思っています。1つは上記でも触れたような「依存症」です。本来やることがあるのに、依存したものに時間も気持ちもひっぱられて、やめられない。止まらなくなるわけです。

 私は人が余裕をなくす原因を「3毒トリオ」と読んでいますが、先に挙げた依存症のほかに、「散漫癖」と「強迫観念」の3つのことを指しています。

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

思考の整理家である著者が考案した、「いっぱいいっぱい」の状態から、無理なく自分らしさを取り戻し、行動を軽くすることができるようになる一冊

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