「一緒にゲームしませんか?」美人女性プレイヤーに惚れた男の悲劇とは
愚痴ツイートに感じた心当たりの正体とは
そんな日々が続き、2人の距離は縮まっていったように感じた芳樹さん。ところが、ゲーム垢を始めてしばらくたった頃、Twitterのタイムライン上の知らない人のゲームプレイ動画に目が止まりました。
「その動画をなんとなく見ていたのですが、そのプレイスタイルが美人ゲーマーに似ていると思い、なんとなくツイートを見たんです。すると、かなりの愚痴がつぶかれており、なんとも攻撃的な人だろうという印象を受けました」
その人のツイートを何気なく見ていると「昨日のキモ男とのLINE。調子乗っててウケるwww」というメッセージに反応した芳樹さん。
「なんか嫌な予感がしたんです。それで、ツイートをよく見てみると、LINEのスクショが貼ってあって、なんと僕とその美人ゲーマーとのトーク画面だったんです!」
ネットの怖さを知ったことで…
驚いたことに、その美人ゲーマーは別のアカウントで、芳樹さんへのグチをこぼしていたのです。
「2人はイイ感じだと思い込んでいたので、その事実を知った時にはとってもショックでした。青天の霹靂(へきれき)というか、なんか一瞬にして奈落の底へ突き落とされたような感じだったのを覚えています」
その後、何とか気を取り直した芳樹さんは、例のツイートのスクショを添付した無言LINEをその美人ゲーマーに送り、LINEもTwitterもブロックしたそう。女性との出会いから裏側発覚までの一連の流れを振り返り、ネットの恐ろしさを肌身で感じた芳樹さん。その反動により、ゲーム自体からも退くこととなりました。
「そのおかげか今では稼業であるフリーランスに専念できるようになりました。女性が自分のことを愚痴ってくれたことで生活がより豊かになったとも言えますね(笑)。ネットと私生活との距離はほどほどであるべきだと気づかされました」
インターネットで生まれる危なっかしい人間関係。あなたの身近なところにも潜んでいるかもしれません。
<TEXT/ダイフク>