会話をリアルタイムでテキスト化。高評価の文字起こしアプリを試してみた
英語をテキスト化→日本語に翻訳も可能
日本語以外の言語をテキスト化して、さらにそれを翻訳することも可能だ。まずは設定の「文字起こし言語」から録音対象の言語を選んだうえで録音してテキスト化。その後、「翻訳」をタップして翻訳する言語を選ぶと、元のテキストの下に訳文が表示される。
ブロック単位で訳が表示されるので、翻訳前のテキストと比較しやすい点が便利だ。ただし翻訳機能を使った場合、有料プランの利用可能な時間残数から元の録音と同等の時間分が消費される。その月の残り時間が少ない場合などは注意が必要となる。
なお、時間数を消費せずに翻訳したい場合は、画面上部の「コピー」アイコンからテキストをコピーし、手動でGoogle翻訳などに貼り付ければよい。
機能の充実ぶりと使い勝手のよさが魅力
このアプリを使い、数か月で40件ほどの録音を実際にテキスト化してみた。内容や録音環境によって精度が変わるため、誤認識箇所を少し修正すれば使えるものもあれば、かなり大幅な手直しが必要なものもあったが、何もない状態から自分で文字起こしをする場合より手間を省けていることは間違いない。
また、外部ファイルを取り込めたり、複数デバイスからの同時ログインが可能だったりと、実際に使う場合に必要になることが多い機能がしっかりフォローされている点がかなり優れていると感じた。
料金を考えると、文字起こしの頻度が高い人向けのツールとはなりそうだが、退屈で面倒な文字起こしに時間を取られてストレスを感じているなら、使う価値はあるだろう。
<TEXT/酒井麻里子 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>