ダイエット成功の鍵は「食事のPFCバランス」。筋トレYouTuberが教える
「PFCバランス」の理想の割合は?
では「PFCバランス」はどれくらいがいいのでしょうか。僕はC(炭水化物)40%、P(たんぱく質)40%、F(脂質)20%のバランスで栄養素を摂るのがいいと思っています。
たんぱく質は筋肉をつくるのに役立ちますし、炭水化物も少ないと代謝が上がらないため、どちらもしっかり摂る必要があります。
ただし、炭水化物は体内でエネルギー源になる「糖質」と、体内では消化吸収できない「食物繊維」があって、糖質を摂ると血糖値が上がり、インスリンが大量に分泌されます。インスリンには、エネルギーとして使われなかったブドウ糖を脂肪として蓄える働きがあり、これが太る原因になると言われています。
ですから、炭水化物のなかでも血糖値が上がりにくい、食物繊維の多い食べ物がオススメです。例えばオートミール、そば、さつまいもなどは食物繊維が多めで、太りにくい食べ物ですね。
脂質は1日10g以下、“よい脂”を摂る
そして、1gあたりのカロリーが多い脂質はできるだけ摂らないようにしていて、1日10g以下になるように意識しています。ただ、脂質には脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きもあるので、多少は摂ってもよく、特に“よい脂”なのが卵や魚、アボカドなどです。
鶏むね肉とブロッコリーみたいなストイックな食事は確かに低脂質で高たんぱくですが、そればかりだと飽きてしまって長く続けることは難しいのです。
【愛されボディをつくる3箇条】
1: 1日240kcal減らすことができたら、30日で体重は1kg減る
2:炭水化物のなかでも血糖値が上がりにくい食物繊維の多い食べ物を
3.:脂質は1日10g以下。摂るなら、卵や魚などの“よい脂”がいい
<取材・文/週刊SPA!編集部 図版/ミューズグラフィック>