“東京五輪銀メダリスト”が選手兼ベンチャー社長に「日本のバスケ環境を変えたい」
遊びも仕事も本気でやってほしい
「明るく楽しく豊かに過ごすことを人生のテーマにしている」という髙田さんは、チームの優勝や2024年に開催予定のパリ五輪出場にも意欲を見せる。
「年齢との勝負になりますが、もっとうまくなりたい気持ちを変わらずに持ち続けてますし、目の前のシーズンを大切に過ごしていきたいです。ビジネスの場面では必ずしも楽しいことばかりではないですが、バスケではプレッシャーを自信や楽しさに変えて結果を残してきました。緊張を取り除くには、事前の準備が大切ですね」
さらに「自分自身は好きなことをしながら生活できている部分もある」と前置きしつつも、人生を豊かにするための見解を語ってくれた。
「嫌なことがあったり、やりがいを感じられない時の心の支えになるのは『これが自分のやりたいことなんだ』と思うことです。大人になるにつれて、現実に折り合いをつけることを優先してしまいがちですが、私は遊びも仕事も本気でやってほしい。自分の好きなことへの挑戦が、本業にプラスに作用したり、頑張りを引き出してくれると私は思っているので、色々なことに挑戦しながら楽しい人生を歩んでいってほしいです」
現役のバスケットボール選手でありながら、会社の経営もこなす髙田真希さん。SNSを通じて積極的に発信を続ける彼女のチャレンジに、これからも目が離せない。
<取材・文/白鳥純一>