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27歳男性、塾講師から“異業種転職”に成功。体重5キロ落として掴んだ内定先は

コラム

予想以上に厳しい異業種への転職

リモート面接

「異業種へ転職することにしたのですが、塾講師の経歴は経理や事務といった専門職のように異業種でも通用するような汎用性はないことが分かったんです。そのため転職する例として多いのは、募集の多い営業職とのことだったんです。

 でも、教室長の仕事の中で、生徒数を増やさなければならないというプレッシャーは、この仕事の中で自分にとって1番辛いものでした。なので、数字を追い求める営業は自分には向いてないと思いました」

 自分にはいったい何ができるのかと悩んだ町田さんは、同期に意見を求めると「知り合いが勤めている企業の人事に学習塾業界から転職して働いている社員がいる」と教えてくれたんだとか。

自分には人事が向いている気がした

人事は新卒の説明会などで大人数を前に説明することもありますし、塾ではアルバイトや講師を雇用した経験もあります。その辺りの共通点を軸にアピールできないかと考えました」

 それからのひと月半で、人事職を目指して猛烈な勢いで就活を行なったそうです。

「コロナの感染者が少しずつ減り始めていた頃でした。どうなるかわかりませんでしたが、いつかは勤務先も通常営業に戻るのは間違いない状況だったんです。そうなったら、休みの日も疲労でベッドから起きられないぐらい多忙な日々が始まり、転職活動どころでなくなってしまうので、本当に焦りながら就活をしました」

 いわばケツに火がついた状態の町田さんは短期間のうちに20社近くに応募します。

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