「立憲民主党」新代表に迫られる厳しい決断。直後の有楽町には“意外な人物”が
共産党との連携について質問が相次ぐ
臨時党大会の閉会後に記者会見で、集まった記者の最大の関心事は、共産党との連携や支持団体である日本労働組合総連合会(連合)と距離感です。当然、そのことに質問が相次ぎました。
特に野党第一党の立憲民主党と共産党との連携は、与党の自民党・公明党からは「立憲共産党」などと口撃されたほか、安全保障に対する考え方がまったく異なることが批判の矛先になりました。
野党候補を一本化したにも関わらず議席を減らしたこともあり、党内や同じ野党である国民民主党から「共産党との連携は見直すべきではないか?」といった意見も目立ちました。
立憲民主党の支持団体ともいわれる連合の芳野友子会長も「共産党と連携するなら、立憲民主党を支持できない」と明言。
船出から厳しい決断を迫られる
そうした厳しい風当たりだけに、泉健太新代表は船出から厳しい決断を迫られることになりそうです。
泉新代表が選出されてから、記者会見までは1時間も経過していません。党大会が閉会して一息ついたばかりで、泉新代表も考えを整理している余裕はありません。
そのため、泉新代表の記者会見では肯定とも否定とも受け取れる歯に物が挟まったような物言いに終始しました。新生・立憲民主党の方向性が定まるのは、もう少し時間がかかりそうです。