「立憲民主党」新代表に迫られる厳しい決断。直後の有楽町には“意外な人物”が
無党派層へ訴求する効果には大きなものが
代表選期間中、4候補が揃って街頭演説することがたびたびありました。コロナ禍だったこともあり、4候補が並ぶ街頭演説は北海道札幌市・福岡県福岡市・神奈川県横浜市の3か所にとどまりましたが、それでも無党派層へ訴求する効果には大きなものがありました。
代表選によって顔や名前を覚えてもらえれば、次の参院選でも広く支持を訴えることができるのです。街頭演説を実施すれば、立ち止まってもらえたり、ビラを受け取ってもらえたりします。そうしたひとつひとつの積み重ねが、着実に立憲民主党の力になり、一票が積み上がっていくのです。
若さを言い訳にしない姿勢を打ち出した
新代表に就任した泉健太議員は、すでに当選7回というベテラン議員です。にもかかわらず、今回の立候補者では47歳と最年少。今回の代表選は立憲民主党の世代交代が焦点でもあっただけに、名実ともに世代交代したことを印象づけます。
それでも、泉新代表は選出後の決意表明で「前代表の枝野幸男議員が菅内閣で官房長官に就任したのは47歳。小沢一郎議員が自民党の幹事長に就任したのも47歳。若すぎることはありません」とスピーチ。若さを言い訳にしない姿勢を打ち出し、自ら律する気概を見せました。
泉代表のスピーチからは、最近よく耳にする「野党は批判ばかりしている」という指摘を意識した内容といえるものでした。