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「組織を腐らせるリーダー」3つの特徴。こんな口ぐせは要注意/2021年上半期BEST10

学び

特徴③ 社員からの人望がない

 考える力もなく、火事場に自ら入っていく覚悟もないため、もちろん現場やミドル(中間管理職)からは総スカンを食らいます。

 いくら全社ミーティングで「私はリーダーとしてみなさんの声をしっかり聞いて経営をしていきます。顧客第一でさらなるサービス改善に、全社一丸となって取り組みます!」と高らかに宣言しても、社員はみんな白けています。

「あんた、何も考えてないし、何もやってないだろ」というのは、もうみんながわかってしまっているのです。そんな人がジョブズの名言やドラッカーの経営哲学を引用して滔々と語ったとしても、社員からの反応は(笑)だけになります

 みんな仕事なので言われたことはやるでしょうが、それだけです。「言われたことをやるだけ」の組織が、お客様を感動させる素晴らしいサービスやプロダクトを生み出すことができるでしょうか? 無理ですよね。

もし、社長がこんなタイプだったら?

プレゼン

 このようなトップに率いられている組織は悲惨です。もしあなたがこのような組織にいた場合、選択肢は2つです。1つ目は、さっさと退散すること。あなたが「オレは考える力もあるし、行動もできる。周りから人望も集められる」と確信していて、マーケットからも評価されているのであれば、転職先は引く手数多でしょう。

 2つ目は、あなた主導で会社を変えること。社長がどうにもならなくても、もしかしたら副社長やどこかの事業部長は、あなたと同じような高い能力と志を持っているかもしれません。

 自分がいきなり社長になるのは難しいかもしれませんが、そのような方々とパスを作り、ひそかに体制を変えるように自らリードしていく、それができれば会社を一気に変えることができます。

 なかなかチャレンジングですが、もしあなたが本当に「考える力」「行動力」「人望」すべてを兼ね備えているのであれば、不可能ではないはずです。ぜひチャレンジしてみてください。

<TEXT/戦略コンサルタント Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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