59歳元官僚の動画がTikTokでなぜバズったか?直撃に本人は「私は人に媚びるのが大嫌い」
動画の再生数は結果論
「何かに問題意識を持っている人は、あくまでも他人を傷つけないことが大前提にはなりますが、それを積極的に発信するのも手です。そうすることで多くの人に問題意識を芽生えさせたり、同じ意見の仲間を募ったり、反対意見に耳を傾けたりすることも、十分にできるのではないでしょうか」
専門家のみならず、一般のクリエイターにとっても参考になる岸さんの金言。政治や社会に関する専門知識だけでなく、一人ひとりが抱えている“半径3メートル”の悩みにも歩み寄る最新の発信スタイルは、今後“知識人”と呼ばれる人の間でも浸透していくのかもしれせん。
※この記事は「TikTok」の公式noteアカウントで2021年9月6日に配信されたインタビュー記事を再編集したものです。
<TEXT/TikTok公式note編集部>
【岸博幸】
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。1962年東京生まれ。1986年に一橋大学を卒業して通産省(現経産省)入省。小泉政権で経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣などの補佐官・政務秘書官を歴任。2021年に管政権の内閣官房参与に就任。評論家としてコメンテーターを務めるほか、エイベックス顧問、文化審議会委員などを兼任。TikTokアカウントは(@kishihiroyuki)