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フランス人の“酒のプロ”が選んだ日本の焼酎・泡盛ベスト6。1位の酒に「ブラボー!」

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「酒のプロ」から日本の業者への叱咤激励も

クラマスター

フランスでの本格焼酎・泡盛のさらなる浸透に期待大です

 これらの審査を経てからの総合評価には、フランス人の「酒のプロ」たちから日本の業者への叱咤激励もあったそうです。

「コンクールを体験した審査員からの総合評価の中には『まだまだ香りの表現が乏しい』『味わいに対しても原料、熟成、ブレンド、樽など、まだまだ研究の余地がある』『各要素をより深く追求し、世界の蒸留酒全てを視野に入れて研究してほしい』『世界の多くの蒸留酒の作り手と一緒に語り合うことが、これからの重要ポイントなので、積極的に世界に出てきてほしい』といった声がありました。

 言い換えれば、日本の酒蔵に対し、『よりいっそう個性的な本格焼酎・泡盛を生み出してほしい』という願いがそこに込められていると感じました」

 宮川代表によれば、すでに来年度以降の構想もあるようで、さらに深く掘り下げた本格焼酎・泡盛の審査を実施していきたいとのことでした。日本の若い世代では酒離れが叫ばれていますが、こうやって外国からの評価で、再び酒の需要が高まっていくことがあれば面白いことですので、今後の動向にも期待大です!

<取材・文/松田義人>

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・decoを設立。出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタメ、音楽、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある

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