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突然のロス出張、社長に“薬”を届け続けた20代社員…その意外な中身

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 しかも休日を返上させられて、インシュリンを届けることもしばしば。

「もちろん代休をもらいましたが、合コンに行けなかったり、楽しみにしていたコンサートもキャンセルしたり。社長に訴えると『チケット代は払うから』とだけ。そんな問題じゃないのに」と悔しい思いを語ります。

ディズニー 遊園地

 しかも社長の愛人に頼まれて、愛人の子供たちをディズニーランドに遊びに連れていくのも鮎川さんの任務でした

「愛人は40代の細身の綺麗な女性。銀座のホステス時代に社長がぞっこんで、店に頻繁に通って口説き落としたそうです。その当時のノロケ話を頼みもしないのに、社長室で社長がとうとうと語るって、一体この会社はどうなっているの?って寒気がしました」

 唯一の救いは、愛人の子供たちがまだ幼稚園通いの女の子で2人とも、とても可愛かったこと。自然に一生懸命に遊んであげるようになると、愛人の子供たちから「ディズニーランドのお兄ちゃん」と慕われたとか。

社長だけじゃなく、直属の上司もモンスター!

 ところがモンスター上司は社長だけでなく、直属の上司である本部長もトンデモ上司だったそうです。

「個人の飲食代を全部会社の経費として落とし、それを僕にやらせたんですよ」

 ある夜、残業していた鮎川さんが部長に呼び出されたのは、六本木の高級レストラン。個室では、入店前のキャバ嬢が美味しそうなスイカとアイスのスイーツを食べ終わり、部長がワインを飲んでいたそうです。キャバ嬢がトイレにいっている間に、「接待で使ったかのように、領収書を工夫しろ」と命令された鮎川さん。

伝票を見て、驚愕しました。7万円だったんです。そこで部長に、『持ち合わせていません』と言ったら、『お前は貧乏だな。では俺が貸してやろう』と。ちょろまかそうとしているのに威張り散らすなんて、『何様なんだ!』と怒り心頭です」

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