「1日の来客3人で泣いた」…日本を愛するスリランカ人カレー店主が貫いた信念
日本ほど幸せな国はない
――そこまでカピラさんを惹きつける日本の良さってどんなところなのでしょうか。
カピラ:こんなに幸せな国は他にはないですよ! 日本人も外国人も関係なく、権利、国のサービス、人間関係、皆さんの心、これらを平等にいただける国は日本だけだと思うんです。このありがたさを日本人はわかっていないように感じるんです。
高校を卒業してからスリランカから日本に来て、自分を成長させてくれたのはこの国。自分が変わっていったのは自分が一番よくわかるんですね。日本人も同じものを味わってきてるんですが、その“当たり前”は世界では当たり前ではないですよ! というのは皆さんに強く訴えていきたいです。もっと日本を大事にしましょう。もっと日本の社会を愛しましょう。
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日本の恵まれた“当たり前”は一歩世界へ出ると当たり前ではない。日本への並々ならぬ想いがあるカピラさんの言葉は私たちの心にズシンと響いてきます。スリランカと日本の架け橋になるべく奮闘するタップロボーン。料理を通じてスリランカの世界を覗いてみてはいかがですか。
<TEXT/カレー研究家 スパイシー丸山>