「尊敬できる人がいない」22歳男性に教えたい“両睨みの”ヒント/中庭アレクサンドラ
他人を尊敬できないのはなぜ?
ただ今になって考えると、果たして本当にそうだったのかな?って。本当に尊敬できる人はいなかったのかな? 尊敬できる人がいなかったのではなく、他人を尊敬できる自分がいなかったんじゃないかな?
つまり私自身が他人を尊敬できるメンタルに成長していなかった。当時はまだ青かったなぁなんて思いながら、今まで出会った人たちのことを思い出してみたんだけど、尊敬できる人がたくさん居すぎて、あら、ビックリ。
そういえば今日も街中で尊敬できる大人に出会っていたんです。それは、名前も知らない赤の他人の職人さん。
名前も知らない赤の他人を尊敬する理由
夏の暑い日、私がお昼ご飯を買いにコンビニに向かっている途中のこと。道端で着替えをしているガタイの良い、素敵な男が3人いたんです。
え? まだ昼飯どきやん。それって、午前中から、今すぐに着替ないと無理なぐらい汗だくでバリバリ働いとったってことやろ? 繰り返すけどまだ昼飯前やのに……。
これってすごいことだと思うんです。結局、そのまま私はコンビニの中に入ってしまったので詳細はわかりませんが、今日だけじゃない、明日も、明後日も、来週も夏が終わるまでこれが続くのだとしたら……参りました。
肉体作業の現場で働く人たちからしたら当たり前のことなのかもしれないけど、私からしたらとても真似できないことです。もう、すっかり頭の下がる思いやったで!