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早大卒・アンゴラ村長が語る、学生お笑いの現在地「内輪ネタに走らないのが強み」

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 2017年に行われた『キングオブコント』(TBS系)で2位の好成績を残したにゃんこスター。「リズム縄跳び」という、教育の現場に用いられる種目を“お笑いネタ”に昇華させ、最後は脈略なく「僕たちのコンビ名は、にゃんこスターでした~」と“自己紹介”で締め括る展開で、審査員&会場に笑いとざわめきを起こした。

アンゴラ村長さん

アンゴラ村長さん

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 当時にゃんこスターは、事務所にも所属せずフリーで活動。それと同時に、結成5か月の快挙で、“縄跳びをしている側”のアンゴラ村長さん(27歳、@pupumumumuにいたっては、まだ大学を卒業して1年目のことだった。

 インタビュー前編では“社会人との複業”についてクローズアップしたことに続き、彼女がこれまでどんなお笑い遍歴を歩んでいったのか、また自身も在籍していた早稲田大学のお笑いサークル「LUDO」の勢いについて思うところを話してもらった。

お笑いにハマったきっかけはNON STYLE

――そもそもお笑いにハマりだしたきっかけはなんだったんですか?

アンゴラ村長(以下、アンゴラ):お父さんがお笑い好きで「エンタの神様」とか「笑いの金メダル」を毎週のように見てて、私も一緒に見ていましたが、マニアってほどではなかったですね。大きかったのは、中学生のときにNON STYLEさんがM-1で優勝するのを見たことですかね。「私もああいう風になりたいな」と芸人に憧れを抱くようになりました。

――いつごろから舞台に立つ側になったんですか?

アンゴラ:高校時代に「落語研究会」という、名ばかりでみんな漫才をやっている部活に入っていたのがスタートですかね。そこから、吉本興業が主催している高校生の漫才コンテスト「ハイスクールマンザイ」に出るなど活動を広げた感じです。

 パーマ大佐とか、レインボーの池田(直人)さんとか、Gパンパンダさんはそのときからの知り合いですね。大学では早稲田のお笑いサークル「お笑い工房LUDO」に所属していたんですが、そのきっかけもGパンパンダさんが先輩でいて、「入りなよ」って誘ってくれたんです。

正統派スタイルでは満足できず

アンゴラ村長

――ちなみに当時はどんなネタだったんですか。

アンゴラ:女性とコンビを組んでいたんですが、“何か作業をしていると、必ずSMAPの「ありがとう」の歌を歌い出す”ネタとかやってましたね。

――お笑いが好きになるきっかけになったNON STYLEはいわゆる「しゃべくり漫才」ですが、ネタのテイストが全く違いますね(笑)。

アンゴラ:いろいろなお笑いに触れていったら、正統派のスタイルでは満足できなくて。結局たどり着いたのが「あらびき団」に出ている人たちの笑いだったんですよね。ハリウッドザコシショウさんとか、風船太郎さんなど好きな方はたくさんいましたが、とくに「キュートン」さんには影響を受けました。自分がやりたいことを貫いて、見ている人に「なんなんだこれは……!」と衝撃を与えて笑いを取るというところに、私自身も快感を覚えるようになって。

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