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台湾巨大唐揚げ「ジーパイ」は食べごたえ抜群。都内の人気3店をプロが比較

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2)カピタピ:若者に人気の肉厚鶏排

カピタピ

カピタピ

 2020年の10月、若者でにぎわう東京・渋谷にオープンした「カピタピ」は、鶏排とタピオカミルクティーを楽しめるお店。20代の若い人たちや女子高生などにも人気のようで、SNSでも話題になっていますね。お店の前には、常に若い世代のお客さんが数人集まっています。

カピタピ

「台灣大鶏排」(700円)

 こちらの「台灣大鶏排」(700円)は、やや小顔の大人の顔ほどもある大きさで、1枚300gくらいはありそうです。オーダーすると番号札を渡されます。お店の前で待つこと7~8分、揚げたての鶏排が出てきました。これがまた、度肝を抜かれるジャンボサイズ。しかもけっこう肉厚です。たしかに若者ウケしそうな鶏排ですね。

 食べ切れるか不安になりながらも、五香粉のなんとも言えない香りに嗅覚と食欲を刺激されて、豪快にかぶりつきます。さつまいも粉など数種類の粉をブレンドしたサックサクの衣は歯ざわりが心地よい

タピオカミルクティーと相性抜群

カピタピ

 鶏排には通常、ムネ肉を使用しますが、こちらはモモ肉です。やわらかジューシーで、肉汁もにじみ出てきます。数種類のスパイスで味付けしているそうで、その配合の絶妙さが味に表れています。最初はこのデカさにひるんでしまいますが、食べれば食べるほど、スパイスの効いたエスニックな味と、そこに絡んでくる肉のうま味に誘われるように、夢中に食べ進めてしまいました

 デカさ、モモ肉使用のほかに、こちらの特徴としてはさつまいもの甘みが微かに感じられること。衣に使われているさつまいも粉のなせる業ですね。その甘みとスパイスの風味、そして肉のうま味が見事なまでに味のコントラストを演出しています。

 味がしっかり付いていること、モモ肉の豊かなうま味があることで、冷めても美味しく食べることができます。「残してしまいそうだ……」と思ってしまいますが、残しておいてあとで食べるというのもアリ。タピオカミルクティーの濃いめの甘さとも相性抜群なので、一度試してみてはいかがでしょう。

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