母親の形見をないがしろに…彼女からの心無いLINEに怒り「そういう問題じゃない」
「着物を着たい」彼女からのLINEに思わず…
実家に挨拶をしに行ってから数日後、仕事から帰った瀬戸さんはMさんからLINEが来ているのに気がつきました。そして、そこに書かれていたのは「お母さんの着物を貸してほしい」という内容だったのです。
「かなり大切なものだというのは理解してくれていると思っていたんですが、念のため、借りる目的を確認したんです。そしたら『友達と着物で街ブラをしたいから3人分借りたい』というんです。説明が足りなかったのかもしれないと思い、気軽に貸せるものではないと返事をしました」
気軽に貸してと言われたことにも少し違和感を覚えた瀬戸さんでしたが、貸せないという返事に対してMさんが送ってきたのは「ちょっと借りるくらいいいじゃんw」という言葉でした。
そんなことで別れる?怒りの原因は
Mさんからの返事を見た瀬戸さんは、強い怒りを感じました。そして、Mさんとは結婚できないと感じ、別れ話をすることに。
「実家に行く前から母の話はしていましたし、実家でも母の存在や着物の大切さは十分話したと思います。それでもこの態度なら、きっと結婚しても理解してもらえないしわだかまりが残ったままだろうなと思って別れを決意しました」
しかし、Mさんからは届いたのは「そんなことで別れるなんて」「どうせ着物は私のものになる」と反省の色がない言葉ばかり。完全にMさんを信用できなくなった瀬戸さんは繰り返し話し続け、長い時間をかけてようやく別れることができたのです。
「ちょっとやりすぎかな……と、あとで反省しましたが、結婚する前に彼女の本性を知れてよかったのかもですね。父をがっかりさせてしまったことだけは残念でしたが、いつかすべてを理解して母のことも大切にしてくれる女性と結婚したいなと思います」
<TEXT/つる>
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