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相撲芸人あかつが語る「ナイナイ岡村への憧れ」と「議員秘書時代の教訓」

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 まわし姿で相撲ネタを披露するお笑い芸人・あかつさん(39、@akatsu_sumo)。相撲とエクササイズを融合させた「すもササイズ」、相撲とものまねをミックスした「すものまね」は代表的なところだ。

あかつさん

あかつさん

 2020年5月に個人事務所「赤津部屋」を設立し、地元の福島県いわき市に移住。コロナ禍の影響も考えられるが、具体的にはどんな理由があったのだろうか。まずは、彼がお笑いに目覚めたきっかけ、心酔するナインティナイン・岡村隆史を出待ちしたエピソード、ブレーク前の活動に迫る。

→インタビュー後編<「地元出身の力士を生みたい」相撲芸人が地元・福島いわき市で抱く密かな野望>。

初回から録画し続けた『めちゃイケ』

――お笑いに目覚めたのっていつ頃なんですか?

あかつ:中学2年生ですね。休み時間に隣のクラスに行って、みんなの前で何かやって、その時にドカーンッとめちゃめちゃウケたんです。今までに味わったことのない快感で「気持ち良い……」って思って。「あ、これを仕事にできたら幸せだな」と思ったのがきっかけです。

 ただ、どんなことして笑いをとったのかちょっと覚えてないんですよね。ギャグもつくってなかっただろうし……かと言って先生のものまねが得意ってわけでもなかったですし。本当に覚えてないんですよ。

――影響を受けた番組、お笑い芸人がいれば教えてください。

あかつ:小学校の時はとんねるずさんが好きでしたね。『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)とか『生ダラ(とんねるずの生でダラダラいかせて!!)』(日本テレビ系)とかに熱中してました。ただ、中学2年生ぐらいの頃に好きなタレントが、とんねるずさんからナインティナインさんに変わったんです。

 当時は、深夜帯の『めちゃモテ(めちゃ×2モテたいッ!)』(フジテレビ系)ですよ。そこから始まって、最終回で「終わんのかい!」って思ってたら、『めちゃイケ(めちゃ×2イケてるッ!)』で土曜8時にランクアップするっていう。『めちゃイケ』は、初回から最終回までずーっと録画してましたね。お笑いの世界に入ってからも。

 今は毎週録画ってありますけど、昔はそういう機能がなかったので「うわっ、録画するの忘れた!」って時はもう来週の『めちゃイケ』が放送されるまで気分が落ちてたというか。それぐらい好きでした。

柔道部の先生の説得で進学を決意

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――すると、影響を受けたのはナインティナインさんだと。

あかつ:ナイナイさんというか岡村さんですね。「なんでこんなに好きなのかな」ってその当時はわからなかったですけど、ここ数年で思ったのは「岡村さんを見てるだけで元気をもらえる」というか。「そういう存在になりたい」と触発されて、お笑いの道に入ったのは間違いないです。

――高校卒業後、すぐにお笑いの道に行かなかったのは理由があるんですか?

あかつ:両親は「好きなことやっていいよ」って感じだったんですけど、柔道部の先生から「大学行って柔道やりなさい」と勧められたんですよね。1年間のうち3回ぐらい進路指導を受けて、何度も「お笑いの養成所に行きます」って言ったんですけど、「いや、大学行きなさい」と言われて。それでNSCの募集要項を見たら、「24歳まで」って書いてあったから、「まぁ大学卒業してからでも行けるか」って思って大学に入りました。

 お正月になると、高校の柔道部の生徒とOBの人たちで餅つきやるのが恒例なんですよ。僕が大学4年生になって、いざ先生に「春から養成所に行きます」って伝えようとしたら、向こうから「大輔(あかつさんの本名)、厳しい世界だけど頑張ってこいよ!」って声を掛けてくれて。その時はうれしかったですね。

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