趣味を持つことや趣味を誰かと共有することは、生活を楽しく豊かにするために大切なことです。しかし、その趣味にのめり込み周囲が見えなくなってしまう人もいるようで……。

※イメージです

　山口晴臣さん（仮名・25歳）は、学生時代の友人Kさんという女性と、社会人になってから交際を開始しました。Kさんは学生時代から趣味がないと言っており、付き合ってから山口さんはそれを肌で感じることがありました。

趣味のない彼女

「仕事後とか休日とか、やることがないようでLINEの回数が多かったんです。僕は休日出勤する日などもあって、すべての休日を彼女と過ごせるわけではない。彼女はいつも暇そうにしていました。LINEが返せなくて揉めることもありましたね」

　そんな彼女に何か良い趣味はないかと考えていた山口さん。ある日、家でデートをしていた際、漫画を読むKさんの横でオンラインゲームをしていると、それに彼女が興味を示しました。

オンラインゲームにドハマリ

　オンラインゲームに興味を持ったKさんは、その日を境にどんどんゲームにハマっていきます。そして、あれだけ回数の多かったLINEも減り、「ゲームをしたいから」とデートを断るまでになってしまったのです。

「僕はそのオンラインゲームを今はほとんどやっていなくて、本当になんとなく起動しただけだったのでそこまで彼女がハマるなんて思いもしませんでした。初めて好きなことを見つて、夢中でゲームをする彼女を見ていたらデートを断られても強く言うことはできませんでしたね」

　そして、ゲームにハマる彼女からゲーム内で仲良くなったEさんの名前を頻繁に聞くようになったのもこの頃だったといいます。そして、Kさんの話しぶりからして女性だと思っていたEさんが、後に男性だと判明するまでそう時間はかかりませんでした。