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リモート越しにお客の悪口を聞かれた若手社員。“クビ覚悟”の呼び出しの結果

コラム

 現在も多くの乗客を乗せて走る通勤電車を見る限り、リモートワークは完全に定着したとはいえないかもしれません。しかし、取引先とオンラインで打ち合わせすることは、何とか一般的になりつつあります。そんななか、対面での打ち合わせでは起こりえない、「リモートならではの失敗」をしてしまったというのが、EC運営会社に勤める渡辺淳さん(仮名・29歳)

電車

※イメージです(「以下同じ)

通話が接続されたままになっていた

 入社2年目になる渡辺さんですが、自身の失敗について「今思い出しても恥ずかしい限りです……」とうなだれて語ります。

「小さなネットショップを運営していて、僕は商品の企画や在庫の管理などを担当しています。その日は先輩から引き継いだクライアントとリモート会議をしていました。注文がやたらと多く、とにかく疲弊していたんでしょうね……。話が終わったあとに開放感から愚痴というか悪口のようなことを言ってしまいました

『話なげーな』とか『めんどくせーな』とかそんな内容だったと思うんですけど……。一息ついて打ち合わせの内容を報告書にまとめていたら、PCの画面にポップアップが表示されており、よく見るとクライアントとの通話が接続されたままになっていたんです

社長と上司から会議室に呼び出され…

大失敗

 先ほどの発言が聞かれていたと思うと心臓が止まりそうになり、何も言わず慌てて通話を切ったそうです。「どうか聞こえていないように」と心の底から祈りましたが、結局、そのクライアントとはそれ以降、連絡が取れなくなってしまいました

 大変なミスを犯してしまった渡辺さん。その日のうちは特に何も動きがなく、胸を撫でおろしていたそうですが……。数日経ってから出社すると、社長と上司から会議室に呼び出され、席に座るやいなや「お前はなにをやってるんだ!」と大目玉を喰らったそう。

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