人気レモンサワー缶・6種をソムリエが飲み比べ「檸檬堂は口当たりが柔らかい」
3)こだわり酒場 レモンサワー(サントリー):甘さ控えめ
・アルコール度数:5%
・果汁:1.6%
・お酒のベース:スピリッツ(国内製造)、焼酎
・商品価格:155円
・パッケージの印象:「果実しっかりもうひと搾り」「店でも家でも正直うまい!」のコピー。冷たい銀色のグラスに入れた居酒屋で飲むレモンサワーを彷彿させる。
飲み口はドライ。ベースが焼酎で、果実味はあえてうすめの設計なのか、あっさりしている。クリアなのどごしで合わせる料理のスタイルを選ばない汎用さがある。甘みは今回の飲み比べの中ではダントツに控えめ。「すっきり、あっさり」な飲み口を求めるならこの一本がおすすめだ。
おすすめしたい人:甘いレモンサワーが苦手で、あっさり、ドライを求めている人。
4)発酵レモンサワー(キリン):食事との相性も良い
・アルコール度数:7%
・果汁:10%
・お酒のベース:スピリッツ、レモン浸漬酒
・商品価格:173円
・パッケージの印象:「レモンが濃く爽やか」の文言がいい。先に紹介した「麹レモンサワー」と同じく、「発酵」というキーワードは健康に気を使う層にもウケが良さそうだ。
キャッチフレーズの「濃く爽やか」を体現している。濁りのある液体で、味わいに奥行きがあるのは発酵レモンならでは。レモン果汁が口いっぱいに広がるが、飲み込んだ後は驚くほどドライ。飲み込んだ後のほのかな苦味が印象的で甘みもくどくないので、食事との相性も良い。
おすすめしたい人:酸っぱさと苦味、甘みのバランスがいいので、幅広い層に対応。