パソコン内のフォルダを効率的に整理する方法。リモートワークも快適に
在宅なら「光回線+有線LAN」一択
ここまでで通信環境の重要性と押さえるべき要素について話してきました。これらを踏まえて、シーン別にリモートワークでの最適な通信環境について提案します。
まずはオフィスに出社せず、仕事は全て自宅で行う完全在宅勤務の場合です。この条件にお勧めなのは光回線と有線LANおよび無線LANの組み合わせです。一般的には光回線を契約したうえで有線LANで接続すれば、先ほど挙げた4つの項目の全てにおいて全く問題なく使えるでしょう。
また、ノートパソコンに接続するLANケーブルが煩わしかったり、そもそもLANケーブルが差さらないタブレット端末やスマートフォンをメインで使用する場合には、光回線に無線LANを組み合わせるのが最適でしょう。
外仕事が“たまに”くらいならデザリングでも十分
自宅で仕事をする時間が長く、たまに外で仕事をするのであれば、自宅では前述したように光回線に無線LANを組み合わせて使用し、カフェやコワーキングスペースではスマートフォンのデザリングやモバイルルーターを使用するのがよいでしょう。
一方、自宅よりも外での仕事のほうが多い場合には通信容量の多いモバイルルーターだけ持っておけば十分でしょう。ただし、これらはあくまでも一般論なので仕事の特性やライフスタイルに応じて適宜、使うネットワークをカスタマイズする必要があります。
特に、自身がノマド的なワークスタイルであったとしても、自宅に家族がいればモバイルルーターだけでは通信量を賄いきれないので、光回線と無線LANを使い、複数端末が同時接続できるようにする必要があります。
<TEXT/(株)ビジネスウォリアーズ 代表取締役 相原秀哉>