コロナで大学に行けない「彼女の愚痴」を無視したら…LINEで大激怒される羽目に
LINE返信スピードにギクシャク
忙しくてLINEの対応が面倒になってきた大原さんと、毎日が退屈で愚痴を聞いてほしいCさん。2人のLINEは日を追うごとにギクシャクしてしまい、大原さんは余計に面倒さを感じていました。
「だんだんCがLINEの返信が遅いことに腹を立てはじめて、遅いって文句を言うようになってきたんですよね。その頃僕の忙しさもマックスで、ついに無理!って思ってLINEを何日か無視してしまったんです」
会社とのやり取りや慣れない環境での仕事に、かなり疲れていた大原さんはCさんのことを後回しにしてしまいました。それでも返信できない後ろめたさを感じていて、さらにストレスを感じていたといいます。
CさんからのLINEを無視する形になってから数日後、突然、大原さんの家に来客がありました。それは紛れもなくCさんで、インターフォン越しにも怒っているのが伝わるほどの勢いだったそう。
彼女がついにブチギレ!
「最初はめちゃくちゃ怒ってました。連絡が取れないから心配もしてくれていたみたいで、それは本当に申し訳なかったなと。少し落ち着いたCに、今の自分の状況を話したらなんだかホッとしたような表情だったんです」
Cさんは自分と大原さんの状況が似ていることで、「苦しい思いをしているのは自分だけではないって安心した」と話してくれました。そして、かなり疲れている様子の大原さんを気遣って優しい言葉を掛けてくれたのです。
「今は逆にCに仕事の悩みを聞いてもらったり、優しくしてもらったりしている状態で。『疲れてない?』とか『無理しないで』とか言ってくれて、前よりも良い関係になれていると思います。でももう少し僕がしっかりしないとですね」
家で過ごす時間が増えることで疲れやストレスを感じる人も増えているようですが、誰かとその気持ちを共有することで少しは楽になるかもしれません。ただし、相手も同じように苦しんでいることを忘れてはいけないですね。
<TEXT/つる>