すり合わせておきたい「5つの考え方」

「結婚後」の理想を得るため、「結婚前」はどのような姿が理想でしょうか。

　それは「考え方（仕事や生活）」や「感覚（金銭や味覚、喜怒哀楽）」を率直にすり合わせし、理解していること。そして、それらの似ている部分や似ていない部分をお互いが受け入れられていること。最後に、「考え方」や「感覚」をすり合わせすることが日常的に行える関係性が構築できていることが大切です。

　以下、5つの観点は、お互いの人生に関わる大切な事項のため、結婚前に必ず話し合っておくべきです。交際成立後のデートや食事、メッセージ交換やオンライン通話などを通じて、これらの項目における「考え方」を率直に話し合いましょう。

【結婚式・入籍関連】
入籍までの期間について／結婚式の有無について

【仕事・キャリア関連】
結婚後の仕事について／今後のキャリアについて／理想とする世帯年収について

【住まい】
親との同居について／居住地について

【お金】
財布の共有について／家計の管理方法について

【生活（家事・育児）】
料理について／料理以外の家事について／育児について／休みの日の過ごし方について

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　これらの「考え方」において意見が合わないことは当たり前です。その時は、相互理解を深めるチャンスです。意見が合わずに衝突することよりも、結婚後に意見が合わないことが発覚し、どちらか一方が我慢を強いられ、仕事や趣味、友人との付き合いなどが制限されることで、関係性が悪化する可能性もあります。

さらに確認したい「3つの感覚」

　以下の3つの観点における「感覚」を確認し、理解した上で、双方が受け入れられていることが大切です。交際成立後のデートや食事、ショッピング、映画鑑賞などを通じて、これらの項目における「感覚」を確認しましょう。

【金銭】
高い・安いの基準／買う・買わないの基準

【味覚】
薄味・濃い味の基準／好きな食べ物・嫌いな食べ物

【喜怒哀楽】
喜怒哀楽の基準

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　長い結婚生活を踏まえると、些細な感覚の違いにも結婚する前に気づいておくことが大切です。それを受け入れられるか、受け入れられないかはあなた次第。「知る」ということから逃げることなく向き合うことが、その後の人生の充実に繋がります。

　以上、今回は「仕事も家庭も大切にしたいビジネスパーソンが結婚前にすり合わせておきたい大切なこと」についてお話ししました。恋愛から結婚に至る過程は、就活から入社に至る過程と似ており、「相互理解」が大切です。その後のミスマッチが生じることはお互いに不幸になるかもしれません。ぜひ、この内容を参考に、恋人がいる方や、結婚を視野に入れている人は、「相互理解」を深めていってください。

＜TEXT／エン婚活エージェント株式会社代表　間宮亮太＞