UberEATSだけじゃない「フードデリバリー」新興5サービスを試してみた
最低注文額が少々ネックな「fine Dine」
「fine Dine」は、宅配寿司「銀のさら」などを経営するライドオンエクスプレスホールディングスによるサービス。東京、神奈川の一部地域で利用できる。
ここまでに紹介した他のサービスと異なるのは、最低注文金額が2000円以上と定められていること。店舗ラインナップに高級店がやや多く、1人前の注文で2000円を超えるケースもあり得るとはいえ、単身者の普段使いには少々ハードルが高い。
配送料は店舗や地域によって異なる場合もあるようだが、今回は300円だった。クレジットカード払いのほか、受け取り時の現金払いにも対応している。
注文後の画面には配達予定時刻と現在のステータスが表示されるものの、プッシュ通知や配達員の現在地表示などの機能は用意されていない。
また、ステータスを更新するには画面上部の更新ボタンを押す必要があったようだが、今回はそのことに気づかず、ステータス表示が「調理中」のままの状態で料理が到着した。
本格インドカレーとナンを注文。ナンは2つ折りでアルミホイルに包まれて届いた。
最低注文金額の設定やリアルタイムの配達状況表示に対応していない点を考えると、いわゆる“UberEATS型”のサービスというよりは、従来からある寿司やピザなどの出前サービスに近い位置づけなのかもしれない。
いずれのサービスも対応エリアはまだ限定的だが、今後、より広い地域で利用できるようになれば、注文するメニューや各サービスの特典に合わせてよりお得なサービスを選ぶといった使い方ができそうだ。
<TEXT/酒井麻里子>