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思い込みを捨てて、働くことを面白くする「3つの客観的思考」

学び

「置換力」を仕事の最大の武器に

思考法

 3つ目の置換力は、当事者になりきってしまうという意味では、思い込みも重要です。自身の思考パターンに捉われることなく、置換力で、客観的かつ、多様な物事の見方を養うことで、私の体験からの考察ですが、仕事の視界が広がり、働くをもっと面白く捉えていくことができるようになっていきます。

 これだけ社会が流動的になってきて、「みんな一緒」という働き方が、幻想的となってくると、固定観念や思い込みが皆さんを不自由にしていきます。働くことのモチベーションも、人それぞれ異なるように、「これが正解」という回答はなく、さまざまな側面から、客観的に物事を見たり、感じたりする思考が求められます。

 仮説力・観察力・置換力を客観的な視点で理解することで、今ここよりも、仕事を面白くすることができ、仕事の質を高めることとなれば嬉しい限りです。

<TEXT/ワークスアイディ株式会社執行役員 奥西佑太>

ワークスアイディ株式会社執行役員、西日本事業部長。業務改革コンサル、デジタル戦略立案・DX支援を行うとともに、データドリブン、キャリア戦略論、働き方改革など幅広い分野の研修講師を務める。『キャンスタ編集部』では「ビジネスをもっと面白く」をコンセプトに、働く日常における“問い”について発信

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