Clubhouse登録1か月で彼女を作った男性の「出会える“部屋”の見つけ方」
会うことのハードルが下がった?
「特に住んでいる街で区切られたルームでの交流はねらい目だと思います。ローカルコミュニティって親近感を持ちやすいし、生活スタイルや人間性も類似することが多い。こういうルームの中で気が合う人に出会うっていうのは、奇跡的なことではなく、けっこうあることかと思います」
加藤さんは今の恋人に出会う前、マッチングアプリも使っていたそうだが、うまくいかなかったという。今の現状を考えると、たとえば「同じ県在住」というだけでは気軽に会いに行けない、と考える人も多いだろう。「最寄りが同じ」でつながるルームで盛り上がれたのは、clubhouseならでは。肉声で実在性の高い交流ができること、「恋愛前提」ではないからこそ、かしこまらずに交流できたそうだ。
「とりあえず会ってみる」がしづらいコロナ下の出会いとしては、合理的な手順で仲良くなっていくことができるclubhouse。ネット発の出会いの形は広がっているが、マッチングアプリやSNSはチャットコミュニケーションが主であるため、結局は会って話すまでのハードルが高い。
先に会話していたからこそ、会うことのハードルが下がったという加藤さん。もしClubhouseで恋人がほしいなら、恋愛部屋に入って条件を語り合うよりも、職種や居住地で区切られたルームで、ライフスタイルの似た人を探すのがおすすめかもしれない。
<TEXT/ミクニシオリ>