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彼氏とその母からしつこい宗教勧誘。大ゲンカの末、泥沼破局するまで

コラム

彼の母親からしつこい勧誘が始まる

「あるとき、純司君の実家へ遊びに行ったんですよ。そうしたら、お母さんがいきなり部屋に押し入ってきて、ひたすら自分たちがやってる宗教の素晴らしさを説いてきました。彼氏のお母さんなので無下にはできなくて、『そうなんですかぁ』と曖昧に受け答えするしかなくて……。

 お香をみたいな物を焚かれて、半日以上、妙なDVDを何本も見せられたこともありました。そのときはなぜか気持ちが揺れて。今考えたら一種のマインドコントロールだったのかもしれませんが……」

 純司君以上に宗教の素晴らしさを説き、勧誘してくる母親。それからというもの、彼女は事あるごとに2人の仲に介入するようになります。

「純司君と喧嘩したときには、彼のお母さんから電話があったんです。自分の息子に代わって謝るのかと思ったら、真っ先に私を非難してきました。お母さんの言い分は『〇〇〇(宗教名)に入らないから純司のことを理解できないのよ!』の一点張り」

彼も「宗教に入らない君が悪い」と発言

悩む女性

「いざこざがあるたびに、電話で罵倒されて、何かあれば全部“その宗教を信じないせい”。もう何が何だかわからないですよね(苦笑)。その上どこで調べたのか、私の実家に宗教勧誘の書類が届いたこともありました。送り主のところに私の名前があって、もう笑えません……」

 その後も純司君の母親から、船川さんに対して脅迫めいた勧誘が続いていたそうです。このままでは船川さん本人だけでなく、家族にまで危害が及ぶかもしれない。それ以降、純司君との関係は口論が絶えない殺伐としたものになったと言います

「関係がギクシャクしてきましたね。精神的に不安定になった純司君が、暴力を振るうまでになって……。彼まで『人を殴るのは嫌いだけど、〇〇〇に入らない君が悪い』って。でも、何日も言われ続けるとなぜか『私が悪い』というような罪悪感が芽生えるようになりました。純司君とお母さんに責められ続けて、頭がおかしくなったのかも」

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