間借りから始まった「人気カレー店」店主がマクドナルドで学んだこと
お店と通販と教える仕事の3本立てが理想
――コロナで先が見えづらいですが今後の展望を教えてもらえますか。
マリコ:お店っていうのはサンラサーの経営として幹の部分なんですよね。必ず続けるんですけど、そこに冷凍のカレーだったり、レトルトなどの商品の開発や監修が出来たらいいですね。あとは料理教室動画のようなものも考えています。
これから先、人を集めて料理を作って喋りながらご飯を食べるのは2~3年の単位で無理になってくると思うんですよ。なので、それなりのクオリティの動画を有料で配信してみようかと。レシピ本の出版も2021年の2月に決まっているので、ネットを使わない人も私のレシピが見られるようになります。お店と通販と教える仕事、3本立てで動いていければと思っていますね。
――1月6~18日、渋谷西武で期間限定のお店を出すなど、早くも面白い動きをしていますね。
マリコ:「偏愛食堂」というお店が2週間ごとに入れ替わる面白い企画です。実店舗では食べられないものが出てきたりスペシャルな何かをする場所なんですけれども、そこからお声がかかりまして。サンラサーは週に2回しか営業してないので食べれないハードルがやっぱり高いんですよね。渋谷西武に行くと売り切れナシで行くとちゃんと食べれるらしいぞ!っていう意味でもランチはサンラサーで出しているプレートを出す。夜は実店舗では絶対にやれないスパイス海鮮鍋などをやるつもりです。
――それは楽しみですね! スパイス海鮮鍋食べてみたいです!
導かれるようにお店を始め、人気店になっていったサンラサー。将来を見据えて自分もマクドナルドで働いてみようかと思ってしまいました。実店舗の訪問ハードルは高めですが、渋谷西武の偏愛食堂なら行きやすいと思いますよ。マリコさんが作る心と体に優しいごはんをぜひ食べに行ってみてください。
<取材・文/カレー研究家 スパイシー丸山>