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M-1グランプリ 2020は大激戦か。優勝予想を“元芸人の放送作家”が語る

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トップバッターが優位に運ぶコンビも?

 また、笑神籤(えみくじ)によって決まる出番順も、順位に大きく作用するのは承知のことだろう。たとえば、トップバッターで過去この大会を優勝したのは、初回大会の中川家以来“ゼロ”という「トップバッター不利説」がある。

「去年のニューヨークも最初じゃなければもっと高い点数だったとは言われてますね。そもそも歌ネタ自体あまり好まれていない感じもしますが……僕が推している東京ホテイソンなんかは、ほかにない印象的な漫才をするので、むしろトップバッターで“やり逃げ”しちゃったほうがいいかも」

 挙げきれなかった見取り図ウエストランドの評価ももちろん高い。

 特にA氏は「ウエストランドに一撃必殺があります。『笑っていいとも!』のレギュラーになった瞬間番組が終わって、それ以来くすぶっているウエストランドのツッコミが、“ただの悪口”から“人生の悲哀”を叫ぶようになり、ぺこぱとは違うベクトルでの“だれも傷つけない漫才スタイル”が出来上がりました」と称賛する。

 とにかく、泣いても笑っても20日にすべてが決まる。「過去一番の期待値」となったメモリアルな祭典を見届けよう。

【A氏の優勝予想はこれだ!】
本命:アキナ、ニューヨーク
対抗:東京ホテイソン、ウエストランド
大穴:マヂカルラブリー

<取材・文/東田俊介>

大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ
Twitter:@shunbini

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