TikTokを本業に変えた28歳。ウィル・スミスのシェアで一発逆転
ダイナミックかつおしゃれな動画をほぼ毎日アップし、現在ではTikTokで約150万人のフォロワーを抱えているTikTok動画クリエイターぞのさんっ(@zono.sann )。
彼は、いかにしてフォロワーを増やし、人気を集める日本トップレベルのTikTok動画クリエイターになったのでしょうか。
TikTokがきっかけで、「本業すら変えてしまった」というぞのさんっの驚きのストーリーをお届けます(以下、TikTok公式note編集部が行ったインタビューをもとに構成)。
“求められている動画”を投稿したら…
突然ですが、まずはこちらの動画をご覧ください。
@zono.sann iPhone × PC ##映像で遊ぼう ##videotips ##tips ##foryou ##videography
こちらのTikTok動画、iPhoneが1台でもカッコよく撮る方法を紹介しています。もともと、趣味でドローンや一眼レフを使って風景や人の動画を撮るのが好きだったというぞのさんっ。
「ただ、全然フォロワーが増えないし、いいねももらえなかったんです。やっぱり、“求められる動画”をつくらないと誰にも見られないし、見られないと動画の価値を発揮しないと気付きました」
DA PUMP「U.S.A」から着想を得た
ぞのさんっの言う“求められる動画”とは、ユーザーが見たい動画のこと。
「僕のような映像を撮るのを趣味にしている人が思う“いい動画”と、TikTokを使っているユーザーが求めている動画は違うんですよ」
そう気づいたのは、日本列島に新型コロナの脅威が迫ってきた3月ごろのこと。コロナの影響で本業である観光業の仕事がほぼなくなってしまった時期だったのです。
「リニューアルにあたって着想を得たのは、DA PUMPの『U.S.A』でした。一昨年ブームになりましたが、あの曲ってみんなが真似できるダンスじゃないですか。みんなが真似できるコンテンツのほうが実は価値が高いんじゃないかなと思ったんです」