男性でも日焼け止め必須。メンズスキンケアのプロに聞く、イチオシは?
朝5分でOK。日焼け止めの使い方
日焼け止めの塗り方は、まず指先に日焼け止めを適量出し、両頬・鼻・あご・額の五箇所に乗せる。その後、まんべんなく顔全体に広げるだけだ。
「慣れれば5分もかからずに塗り終えられます。出勤前、ヒゲを剃った後に少しだけ時間をかけるだけなので、初めてであってもすぐにルーティンにできると思いますよ。ただ、肌に強く擦りつけるのはNGです。定着やムラの解消にはつながりませんし、摩擦によってかえってダメージを与えてしまいます」
肌に塗った日焼け止めは、2時間ごとにこまめな塗り直すことで紫外線対策の効果を持続できるという。
「皮脂や汗によって自然に流れ落ちてしまうため、小まめな塗り直しが欠かせません。理想は2時間ごとですが、初めて日焼け止めを塗る男性にとってはハードルが高いでしょうから、最初のうちは出勤前だけでも十分です。営業などの外回りの人は、それに加えて会社を出る前のタイミングで、もう一度塗り直すルーティンをつくるだけでも、肌に優しい生活改善につながります」
ビヨケンさんおすすめ「日焼け止め」
ここで気になるのが、どんな日焼け止めを買ったらよいのか。そもそもどんな基準で選べば良いのか。
「そもそも紫外線には、肌の深層まで侵入してシワ・たるみの原因になるUVA(紫外線A波)と、表層部分の細胞を損傷し、日やけやシミ・ソバカスの原因になるUVB(紫外線B波)の2種類があります。日焼け止めにはUVA対策に有効な「PA」、UVBに適した「SPF」という2つの指標があり、成分量によって数値や+の数が異なります。SPFだと30と50とか。ただ、価格はそこまで変わらないので、最も効果の高いSPF50+ PA++++がよいでしょう」
では、そんな「SPF50+ PA++++」の日焼け止めで、ビヨケンさんがオススメするのはどれなのか? お手頃なものと、男性専用ブランドの商品を教えてもらった。
「こだわるときりがなく、調べた段階で面倒になりそうな方は、スタンダードで価格もお手軽な『ビオレUVアスリズム サーンバーンプロテクトミルク』がおすすめです」
「最近はメンズ用の日焼け止めも販売されているので、自分に合った日焼け止めを選びたくなったら、サンプル品を購入していろいろと試してみましょう。『ウーノ UVパーフェクションジェル』などは日焼け止めの成分に加え、乾燥やニキビ予防の役割も果たしてくれます。男性が悩みがちな皮脂のコントロールにも役立つ、オールインワンの化粧品です」