レストランで「兄貴・弟」と聞こえたら要注意?飲食業界のウラ用語
お客様に心地よく過ごしてもらうため、また業務を迅速に進めるために、飲食業界ではさまざまな業界用語が飛び交ってます。
でも、新人にとっては戸惑いの連続。知ったかぶりして聞き流していたら、とんでもないミスをしてしまった! なんてことにならないために、よく使われる飲食業界用語、前回の「太郎」に引き続き、第2弾をチェックしていきましょう。
Q.「兄貴」「弟」ってどういう意味?
「その鶏肉は弟だから、奥の兄貴を使ってね」
「さすが店長、よくわかりますねえ!」
この鶏肉、兄弟だったんだ! でも使うのはどっちからでもいいんじゃないかなぁ。
A.「兄貴」=古い食材、「弟」=新しい食材
納品された食材を、先に仕入れたものから使っていくのは飲食店の常識です。
いわゆる「先入れ、先出し」。ただ、「古いのを使ってね」という会話がお客様に聞こえると、嫌な気分にさせてしまうかもしれません。ですから、飲食店では「兄貴・弟」と隠語を使っているわけです。
食材を搬入する際に、新しい食材をどの場所に保管するかしっかりとルールを決めることが大切。
先に仕入れた食材が棚の奥のほうにあっては、使いにくいうえに忙しい時に取り違えるなどのミスにつながってしまいます。食材の鮮度を把握し、管理を徹底することは食中毒を防ぐ意味でも重要といえます。
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