美容系YouTuberが語る「男の身だしなみ」。最初に買うべきアイテムは?
鏡を見ない男性は「劣化」する
20代後半から肌の調子が悪くなるのは、体質の変化のほかに仕事のストレスも大きく関わっているという。仕事の責任が大きくなり、業務量が増えるこの時期の意識が、数年後の肌の状態を左右する。
「同じ年代の男性であっても、肌の調子やハリはまったく異なりますよね。その違いの根幹は『鏡を見るかどうか』だと考えています。昔と比べると緩やかになっていると思いますが、特に学生時代は、鏡の前に立つとナルシストのように扱われたり、男らしくないという風潮がいまだに存在します。あくまで体感ですが、その考えのまま社会人になった大人の男性は、驚くほど鏡を見なくなってしまう傾向がありますね」
その結果、ますます肌が荒れ放題になるのだ。他方、普段から鏡で肌の調子をチェックしてメンテナンスすれば、たとえ年齢を重ねても革製品のように「味のある」印象を与えられるのだ。
「通常、男性は他人から『肌の調子悪いですね』と言われることはほとんどありません。なので、まずはひげ剃りなどの際に、いつもよりも注意しておでこや肌を確認する。それを習慣づけることが大きな一歩。そこから計画して、実行し、チェックして改善する“見た目PDCA”を回すことが重要です。メンズメイクはその手段のひとつです」
宮永さんオススメの「BBクリーム」は?
そんな宮永さんに男性向けにおすすめのアイテムを聞いた。
「メンズメイクはBBクリーム1本で不自由なく行えます。肌の天敵である日焼けも防いでくれるので、基本的に1年を通して使ってほしいですね。1本あたり4000円程度で約3か月はもつので女性の化粧品代と比べると格安です」
UNO(ウーノ)やGATSBY(ギャッツビー)など、男性用のBBクリームの種類は意外と豊富だ。宮永さんによるとBBクリームは「自身の肌色と似ているかが最重要ポイント」だという。
「初めての人は少し抵抗があるかもしれませんが、化粧品コーナーなどで手の甲にサンプルを乗せて薄く伸ばして試してください。明るめの色だとバレやすいので、本来の肌色よりもワントーン暗めを選ぶのがおすすめです。具体的には『オルビスMr.ベースカラーコントローラー01』、もしくは『UNOフェイスカラークリエイター』が万人向けの男性専用のBBクリームでおすすめです。どちらもドラッグストアでも販売しているため、抵抗なく買えますよ」