在宅ワークはずるい?LINEで八つ当たりする同僚の“自業自得すぎる”末路
遊んでいたの人の正体は…
YさんからのLINEが届くたびに困惑していた同期たちでしたが、それは突然終わりを迎えることになります。ある日を境にYさんの恨みつらみLINEが途絶えたのです。そしてそれからすぐに社内掲示板にあるお知らせが書かれました。
「社内掲示板に辞令が載っていて、それがYさんのものだったんです。現場で動く部署から庶務的なことをする部署への異動とのことで驚きました。YさんにLINEをしても連絡がなくて、同期たちでも『どういうこと?』と話題なっていましたよ」
その真相はすぐに分かることになりました。Yさんの後輩として部署に配属されたCさんという男性は、実は萩原さんと大学の先輩後輩の関係。たまに連絡を取り合っていたのですが、そのCさんが事の顛末を教えてくれたのです。
現場でのYさんは、後輩たちに仕事をほとんど押し付け、自分はスマホゲームをしたり待機場で寝ていたりと、好き放題で後輩からあまり良く思われていなかったそう。
さらに、会社のパソコンで同期のグループLINEに「ずるい」などの書き込みをしているのを、たまたま上司に見られてしまい、厳重注意をされたとのこと。そこで、後輩たちがここぞとばかりに現場でのYさんについて訴えた結果、部署異動させられたのでした。
在宅勤務の大変さを理解
部署を異動したYさんは望んだ通りの在宅勤務に切り替わることになりました。しかし、Yさんに与えられたのは毎日締め切りがある仕事、サボっている暇などなく、現場にいた頃よりも数倍大変な思いをすることに。
「しばらくしてからYさんからLINEが来て謝られましたよ。『在宅だからもっと余裕があると思っていた』と。サボることばかり考えていた自分が恥ずかしいとも言っていましたね。同期含めて僕も彼女を嫌いになったわけではなかったので、すぐに許しました」
その後Yさんは真面目に自宅で仕事をするようになり、現場にいた頃よりも社内で評価されるようになりました。現場時代の後輩たちにもきちんと謝罪をし、今では後輩からの相談にも乗る良い先輩になっているそうです。
<TEXT/つる>