飲み会での上司の悪口が筒抜けに。犯人はまさかの人物で…
ある飲み会に後輩が参加することに…
ある時にその飲み会に、同じ課の2年下の後輩・大野さん(仮名・26歳)が参加することになります。
「大野はその代の中でも特に課長に厳しくやられていたので、誘ってみることにしたんです。自分たちが彼女の悪口を言い始めると、大野は手を叩いて喜んでいました。そういうメンバーがいると俄然話も盛り上がるので、これは良い人材を見つけたと思いました」
しかし、その翌日、森田さんたちはツラい立場に追い込まれることに……。
「その日、上司が契約を取ったので、プロセスのヒアリングを行って、『さすがですね』と持ち上げたんですが、『見えすいたおべっか使わないでよ。あんた、私のこと、男は誰も相手にしてくれないから数字を追うしかないとか言ってるんでしょ!?』と言われたんです」
なぜか悪口が課長の耳に…。犯人は?
なぜ上司の悪口が漏れたのか。森田さんは、原因の追求に乗り出します。
「これまでは飲みの席の悪口が伝わったことなんてありませんでした。だとすれば、新参者が犯人。大野以外は考えられなかったので、追求したら吐いたんです。『上司に責められるのをかわすため、つい、しゃべってしまいました』とのことでした」
その言葉を聞いて、森田さんは思わず頭に血が昇ってしまいます。
「いやもうそれは鉄の掟というか、それだけはやっちゃならないことだと思って、大野が泣いて詫びるぐらいボロクソに叱りつけましたよ」