初心者でも「絶好な買いタイミング」3つの条件

　購入する銘柄が決まったらあとは買うタイミングが重要。絶好の買いタイミングについてHana♪ママさんが3つの条件を挙げてくれました。

① 長期的な推移（10年）でみて、株価が安い水準
② 株価が下がってきたのち、少し上昇してきたところ
例）株価チャートが右肩下がりののち、右肩上がりへ転換し始めた
③ 実力のある優良企業
例）世界的シェア、社会にとって欠かせない技術を持っている、財務状況や業績が良いなど。

「上記の3つの条件を備えた株を長期的に保有するスタンスで購入すれば、安全かつ利益も出やすいでしょう」

　たったこれだけならbizSPA！投資部でも覚えられそう？

専門家でも難しい売りタイミングの見極め

　さて、最後に気になるのは「いつ売るのか」ということ。「高い時に売れば良いんでしょ」と短絡してしまいがちですが、なかなか難しいようで……。

「まず前提として、最も良い売りのタイミングはプロでも判断が難しいことは理解しておきましょう。株価が最も高いタイミングで常に売ることができる人はプロにもいないと考えて良いです」

　その理由は売り時を現在までの情報からしか判断できないことに尽きます。そのため基本的には天井、大底での売買は諦め、「損をしなければ合格点」というスタンスで売り時を決めるのが良いそう。

　投資初心者に向け売り時を見極めるための2つの考え方をHana♪ママさんが教えてくれました！

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① 売る株価、時期、こうなったら売るという自分なりの条件を、あらかじめ決めておく
・過去の高値株価の位置
・株価が伸び悩んできた（チャートが横ばいまたは下降になってきた）タイミング
・企業価値と同等の株価に達した時
・テクニカル判断での売りサイン

② 株価が上昇しているうちは、売値基準を引き上げてついていく
「株価の上昇とともに、売る際の株価位置を引き上げていく考え方です。天井から少し下がったタイミングで売ることになるため、損失を限定しつつ、比較的大きな利益を得やすいです。この考え方に基づく『トレーリングストップ』という手法があるので活用すると便利でしょう」
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