「お荷物の30代社員」がリモートで覚醒。屈辱に耐える年下上司の告白
コロナウイルスの感染拡大でワークスタイルが変化したことによって、悩みを抱えるようになった人も多いようです。
医療系メーカーでデザイナーをしている本条一磨さん(仮名・25歳)も、コロナ禍によるリモートワークで憂鬱になる日々が続いているのだとか。
周りがサジを投げた9歳年下の「部下」
「自分の悩みの種は部下なんです。まさかあんなふうに覚醒するとは思ってもいませんでした」
入社3年目の本条さんは特に肩書きなどはないものの、部下が一人おり、10年以上在籍している年上のベテランデザイナーでした。
「鎌田さん(仮名・34歳)という人なんですが、かなり癖がある人なんです。話しかけても目を合わさずにボソボソとしゃべり、声が小さすぎて何度聞き返しても聞き取れないんです。コミュニケーションに難があるどころか、意思の疎通すら難しいレベルです」
周囲は鎌田さんのマネジメントを放棄。上司の命令で半ば強引に本条さんが管理を任されることになったそうです。
リモートワークで関係性が変化
「高度な案件を振ると、細かいコミュニケーションが必要になるので、指示がいらないような簡単な案件を任せていました」
ベテランなだけあって作業は速く、本人から文句は出ないことから、これまではうまく回っていました。が、コロナ禍でリモートワークになってからというもの、この関係が脅かされることになってしまったとか。
「初めてリモートでチームの打ち合わせを行った時でした。いつも会議では無言で通す鎌田さんが、いきなり僕のデザイン案を批判しはじめたんです。しかも、その意見は説得力があって、チームのみんなが賛同したんです」