ツラい仕事がラクになる「自分のせいじゃない」という精神
こんにちは、Shinです。コンサルティングファームの元戦略コンサルタントで、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定などに取り組んでいます。
今日のテーマは「“責任感が強く、抱え込んでしまう人”におすすめしたい、ある考え方」です。
コロナの影響はいろんな産業を直撃しています。その中で、人員削減をせざるを得なかったり、みるみる落ちていく売上をどう回復させるべきか、日々悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
特に、真面目で責任感が強く、大きな裁量を持って働いている人は、疲弊する傾向が強いように思います。
事業が思うように進まない苦しい日々……
ぼく自身、同じような状況に陥っていました。どうしても事業が思うような方向に進まず、現場も苦しんでいる、そういう状況で奮闘せざるを得なかったのです。
そういう状況でこそ起死回生の一手を打ち出し、業績をV字回復させるのが本来の使命です。事業が苦境に陥っている原因や、悪い方向に進み続けていくサイクルを紐解いていき、インパクトが大きくかつ実効可能性も高いものを打ち出そうとしていました。しかし、その思惑とは外れ、事業の空回りはなかなか止まらず、ぼくは悩んでいました。
「何とかしてほしい」という声も一身に受けつつ、さまざまなしがらみがあり有効な施策が打てない状況は、想像以上にこたえるものです。ぼく自身、冷静さを徐々に失っていき、感情的になってしまう場面も増えていきました。週末は疲れ切ってベッドから起き上がれない日もありました。
「自分では解決できない」と、上司に相談
ぼくは社会人初期のときに、自分の能力と求められている成果のギャップにつぶされ、半分うつ状態になってしまったことがあります。そのときの感覚を身体で覚えているため、「あ、これはあまりよくない兆候だな」とピンときました。
こういうときは自分だけでは解決できないため、お世話になった元上司に連絡を取って、話を聞いてもらいました。そのときに彼がかけてくれた言葉は、当たり前のことかもしれませんが、ぼくを縛っていた重りをすっと取ってくれました。