テレワークで「機械音痴すぎる上司」に困惑。やまないハウリングに若手社員は…
いま、新型コロナウイルス感染症対策として、多くの企業がリモートワークを導入しています。
通勤時間がなくなり、ある程度リラックスした服装で仕事ができる反面、中高年上司のITレベルの低さに起因するトラブルが多発しているのだとか。それによって、とばっちりを食った若手サラリーマンもいるようです。
Zoom会議で「上司のハウリング」がウザい
IT企業で働く吉川大介さん(仮名・26歳)は「リモート会議で上司に悩まされている」と語りました。
「Zoom会議で、毎回同じ上司がハウリングしているんです。でも、その人は怒りっぽいので、かなり言い出しづらい空気で……。自粛前には会社のPCがフリーズすると 『スペック悪すぎるんだよ!!』とイラついて当たり散らしてました。単に、デスクトップに不要なファイルがいっぱいで重くなってるだけなんですけどね」
21世紀にもなってそんな上司がいるとは、なんとも不運。そして、Zoomのハウリングは複数の端末で同時に入室した際に、他のスピーカーから出た音をマイクが拾ってしまうことが原因だそう。ヘッドセットを使ったり、発言時以外はマイクをオフにすることで、ハウリングを未然に防ぐことができます。
「先日、あまりにもキ〜ンというハウリング音が激しくて、勇気を出してめちゃくちゃ言葉を選びながら原因を伝えたのですが、リモートだとうまく伝わらず、結局その会議中はずっと鳴りっぱなしでした。対面でさえ、機械音痴な人に指導するのは面倒なのに、遠隔だと一層骨が折れます。もうリモートワークに慣れたので今さら出勤するのもダルいけど、もどかしいやり取りが続くのも憂鬱なので、複雑な気持ちです」
自宅にWi-Fiのない部長のせいで…
高島一郎さん(仮名・28歳)が営業職として働く商社では、新型コロナによって会社の全会議がリモートに移行したのだそう。
「営業部の部長は50代半ばなのですが、自宅にWi-Fiがなく、会社支給のiPhoneからテザリングして仕事していたらしいんです。営業資料を作るための会議は5〜6時間に及ぶこともあり、毎度テザリングをしていたらアッと言う間に通信容量を超えてしまいました」
デジタルネイティブ世代にとっては驚くべきことですが、自宅にWi-Fi環境のない中高年は意外と多いようで……。とはいえ、自粛生活の長期化は懸念されていたのだから、リモートに移行した段階でWi-Fiを買えば防げたはずです。
「部長は大慌てでポケットWi-Fiを契約しに行ったのですが、契約しても即日で使えるわけではありません。なので、オンライン業務ができなくなった部長のために、若手の僕が議事録を作成するハメになったんです。自分の仕事も抱えながら、余計な業務までやらされてウンザリ。一刻も早く部長宅のオンライン環境が整って欲しいです」