実家暮らしの28歳女性「オンライン会議は憂うつ…」。映り込むぬいぐるみに赤面
コロナウィルスの影響で、誰もが初めて経験した外出自粛。なかでも、テレワークの導入によって、働き方が変わってしまったという人も多いのではないでしょうか。
今回は、リモート会議によって、片付けられなかった性格が変化したという女性のエピソードを紹介します。
定期券も返却。完全リモートワークへの切り替え
小林裕子さん(仮名・28歳)は、大学卒業後はIT系の広告代理店に就職。クライアントの依頼に沿ったwebサイトをプロデュースするディレクター業をしています。
「埼玉にある実家から、職場までは徒歩なども含めて1時間半ほど。毎朝、満員電車に乗るので通勤が辛かったですが、都内で一人暮らしとなると、今の給料では自由に服を買ったり、カフェに行ったりを我慢するような生活になるので、我慢して実家に住んでいます」
しかし、そんな裕子さんが想像していなかった事態が起きます。
「外出自粛要請のため、出勤が原則禁止になり、定期券も返金することに……。私が勤めている会社は、正社員が130人ほど。週1回の全体会議のほか、部署やプロジェクトごとの会議が毎日のようにあるんです。それがすべてリモートワークに切り替わり、自宅からオンラインで会議に出席することになったんです」
実家暮らしで「むしろ出社したい」
毎朝の満員電車に乗らずに済む在宅ワークは、長距離通勤にとってはメリットになりそうですが、裕子さんはむしろ出社したいといいます。
「私は、生まれてからずっと実家暮らし。大学も2時間掛けて通学しました。実家の部屋は、捨てられないもので足の踏み場もないくらい……。いつも、『大学受験が終わったら片付けよう』、『就活が終わったらやろう』と、後回しにしていました」
俗にいう『子ども部屋おばさん』予備軍の裕子さん。自室ではなく、キッチンから会議に参加していました。
「居間への扉を閉め、キッチンから会議に参加していました。でも、事情を理解していない母が映りこんだり、料理をしている物音が気になって集中できなかったんです。母に『会議の時は出て行ってよ』と言ったら、『ずっと実家に暮らしているほうが悪い』と返されて険悪なムードになりましたね」