“いきなりリモートワーク”で新入社員の私が直面した難局。家から電話営業って…
リモートランチ&飲み会へのしつこい誘い
入社から1週間、同期から「直接会って話せないから皆でリモートランチ会しよう!」との提案が。彼、彼女らとはなんとなく話が合わないだろうなと思っていたので、社内の連絡ツールに「賛成」のレスがつくたびに気が滅入っていきました。
結局、先輩社員からの「有志だけでやりましょう」という天の声のおかげで、リモートランチ会の参加から逃れることはできました。しかし、一難去ってまた一難。次は「Zoom飲み」の波が押し寄せてきたのです。
このZoom飲みというイベントは、断りようがないのが怖いところ。つい「予定が……」などと口にしようものなら、「今の時期に外出するんだ」というカウンターパンチは避けられません。さて、どうしたものかと一晩頭を悩ませ編み出したテクニックが「Zoom飲みにはZoom飲み」で応戦すること。
「あー! 先約で今日他の人とZoom飲みあるんですよ〜!!」
私はこの殺し文句で気乗りしない飲み会を何度も断ることに成功しています。Zoom飲みに参加したくない方はぜひ使ってほしいです。
同期の半分ほどしか架電していなかった
オンライン研修で業務内容を講義形式で学び、例年より少し遅れたタイミングで、実際の業務が始まりました。リモートなので電話中心での営業活動となり、非常に不安の残るままの船出でした。
念のため、先輩とZoomを繋ぎながらの架電でしたが、講義で学んだものをいきなり実践となるとメンタルが強いと思っていた私も少々怖気付くもので……。
トークスクリプトという、言わば台本のようのものを暗記したにもかかわらず、実戦では途中でガチャ切りされることの繰り返し。とはいえ1日何十件も電話を掛けるうちに一連の所作に慣れ、なんとか緊張はほぐれてきました。
そしてその後の課題となったのは、一応Zoomは繋いでいるものの、カメラは切っているため、ついついダラダラしてしまうこと。成果を集計する「架電数リスト」によると、私は同期の半分ほどしか架電しておらず……。
これにより痛感したのが、人目がないと手を抜いてしまう気質である私はリモートワークに本当に向いていないということ。さすがに「このままではまずい」と思い、あらかじめ多めに目標を設定し、「達成するまでスマホをいじれない」という鉄のルールを自らに与え、今のところはなんとか人並み程度に結果を残すことに成功しています。