激務が続いて“コロナ離婚”の危機?夫婦仲が悪化した地方公務員の嘆き
コロナの影響で打ち合わせもできない
近藤さんが働く市役所では国保課(国民健康保険課)や児童福祉課、財政課は激務ですが、基本的にはホワイト部署が多いといいます。しかし……。
「私も今までは比較的ラクな部署に在籍していて、五輪交流課に配属された当初も残業は少なかったんです。けど、だんだん忙しくなって、去年は夜9時過ぎまで仕事する日も珍しくありませんでした。
1年延期になって全部仕切り直しとなり、しかもコロナウイルスの影響で打ち合わせもできません。今流行りのZoomなどを使ってできればいいのですが、施設側や外部の業者の担当者は年配の方が多く、そういったツールに疎いみたいで……」
3年かけた準備を1年数か月で
そのため、やるべきことは山のようにあるそうですが、ほとんど手を付けられないといいます。
「コロナウイルスがいつ収束に向かうのはわかりませんが、もし半年後や年内いっぱいまで長引くようであれば、それを待っていてはとても準備が間に合いません。
3年かけてやってきたことを今度は1年数か月でしなければならないからです。そのせいか一部の職員からはブラック部署呼ばわりをされています(苦笑)」
そう思われることは別に気にならないといいますが、辛いのは4歳と2歳になる2人の子供と触れ合う時間が少ないこと。帰りが遅いため、平日は晩御飯を一緒に食べることもお風呂に入れてあげることもあまりできず、寝顔しか見られない日が続いているそうです。