「車移動好き上司」の運転手になった若手の本音。都内から九州まで運転も
運転手扱いできる部下がいれば…
「というのも、私の在籍していた出版社のオフィスが入っているビルの中には、立体駐車場が設置されていて、社用車もそこに格納されていました。だから『運転手扱いできる私』がいれば、上司はすぐに日本中どこでも社用車で飛び回れたわけです」
最後に常軌を逸したスパルタ上司への対処法を聞いてみました。
「あの状況で選択肢があるとすれば、ムチャな命令でも辛抱して聞き入れるイエスマンに徹するか、あるいは他部署に異動させらる覚悟で、一度上司と話し合いの場を持ってみるのもよかったかも知れません。それが面倒くさいなら、パワハラで訴えるのが一番手っ取り早いでしょうけど」
会社を辞めて数年が経過しているそうですが、未だに「スパルタ上司」の傍若無人な行動がフラッシュバックするという秋山さん。初恋の相手と同じく、彼の存在を「一生忘れられないかもしれない」と思うとそれだけで気が滅入ってしまうそうです。
<TEXT/永田明輝 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>