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年商10億円の“フリーランスの王”に聞く就活論「頭が悪い人ほど大手企業に行く」

ビジネス

「社員0人」「全員フリーランスで運営」という異色のWebコンサルティング会社、StockSun株式会社を立ち上げた若き経営者、株本祐己代表取締役(29歳)。

フリーランス

※イメージです(以下同じ)

“フリーランスの王”との異名を持ち、全国のスペシャリストを集めて年商10億を叩き出す一方で、自身が運営する「年収チャンネル」では、YouTuberとして就活生のための情報を発信。

 果たして彼が考える「就活に必要なこと」「大手とベンチャーの違い」「これから伸びる業界・業種」とは――。

「ほぼ全落ち」した株本が思う就活に必要なこと

――就活って社会に出る最初の試練だと思うんです。株本さんご自身は、どんな就活をされていたんですか?

株本祐己(以下、株本):結論から言うと、僕は就活に失敗しているんです。ほぼ全落ち。それで、なんとか1社だけ内定をもらったのですが、最終的にはそれを蹴って、学生時代にインターンで働いていたベンチャーに就職しました。

――今振り返ってみて、就活に失敗した要因ってなにかあったりしますか?

株本:面接で不遜なスタイルをとっていたからでしょうね。あなたの会社はとくに研究してないけど、オレは学生時代にベンチャー企業でインターンして、事業立ち上げにかかわって黒字化まで持っていった。「そんなハイスペックなオレ、欲しいでしょ?」みたいな(笑)。

――なるほど……。今振り返ってみて、面談でここに気をつけたほうがいいってポイントはありますか?

株本:「自分はこういう人間です」っていうところだけパターン別に説明できるようになったら、そこからさらに磨くことって難しい。

 だったら、磨く幅が大きい企業分析のほうに目を向けるべきというか。「どんな人材を募集しているか」「事業のどんなところに魅力を感じているか」「競合と比べてこういうところがいい」まで言えたら、多少ロースペックだったとしても会社は欲しいと感じるんじゃないでしょうか。

初月で利益が150万円あった

株本祐己

“フリーランスの王”こと、株本祐己さん

――株本さんが提唱している「高学歴→ベンチャー→大手→フリー→起業」というおすすめのルートがあります。

株本:僕自身、コンサルティング会社を辞めて、起業したばかりでしたが、初月で利益が150万円あったんです。「あ、この生き方めっちゃいいじゃん」と思ったら、それからずっと売り上げも右肩上がりだったんです。仕事の依頼も止まらないから、今は100人以上のフリーランスの仲間を集めて、StockSunという組織に育てています。

 だから、まったく計算してこうなったわけではなくて。就活でぜんぶ落ちたからベンチャー企業に行ったし、大手企業で活躍できなかった時期に誘われて独立したって感じですね。

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