「今は有事！」彼氏の極端な主張に違和感

「“有事”といわれても、生活するためには無理やりでも日常を過ごさないといけないですし。それなのに、非常事態だからと『会社を休んでほしい』とか、『電車には乗るな』と言われても……。

　さらに休日に公園をジョギングしただけで、『そんなの今だけでも自粛しろよ！』と怒られるんです。感染の危険って、“換気が不十分で、人と密着するような閉鎖的な空間”が危ないって言われていますよね。風通しのいいひとのまばらな公園で、気持ちよく散歩することの何がいけないのか理解できないです。

　未知のウィルスでも特徴を知って“適度に正しく怖がること”が私は大切だと思うんですが、彼は『今は有事！ なんでも自粛！ 家に引きこもれ！ 外に出るなんて言語道断！』という考えを押し付けてくるんです。それで最近は毎日のようにケンカをしていました」

“超ネガティブ彼氏”の心配性に拍車

　彼氏の特徴でもあった、神経質でネガティブな心配性なところにコロナウィルスが一気に拍車をかけてしまった結果になったそうですが……。

　ただ、心配が度を超えて“怒り”に変わるのはいささか見当違いのような気もします。そしてそんな彼の豹変ぶりをみて、二人の関係に“歪（ひず）み”が生じはじめたといいます。

「仕事も自宅でできるリモートワークになったのに、それでも『毎日どこに行って、何を食べて誰と会ったのか詳細を報告して。“心配だから”きみのためにも言ってるんだよ』とものすごく面倒くさい報告を求められ続けていました。

　それに頑張って1週間、毎日せっせとレポートをあげ続けた私。今はもうやめちゃいましたが、ド素人の彼がそれを見て何かできるわけでもないし、ろくなアドバイスもありません。今思うと『彼女が心配で暴走している自分』を満足させたいがためだけの、超自己中なお願いですよね（笑）」