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年商33億円!元ブラック企業社長が語る「失敗からの這い上がり方」

学び

自信がない若者への助言

キンライサー

――もし仕事で問題やトラブルが発生した時は、どうやって解決に導いていたのですか?

森:僕は自分の“直感”をすごく信じるタイプなんですよ。もっとわかりやすく言うと、何事に対しても自分自身を信じていると言えばいいのでしょうか。

――今の若者は自分に自信が無い人が多いかもしれません。

森:自信は自分で作っていかないとダメだと思いますよ。例えば、どんな小さなことでもいいので、仕事で得た成功体験は忘れずに覚えておくこと。上司や先輩に反対されたとしても、リスクを恐れず思い切ってチャレンジしてみるのも大きな自信を作る絶好の機会だと思います。もし失敗しても、次に生かせる経験値を得られるし、もちろん勝負事だから白黒はつきますけど。どちらにしても手ぶらで終わるなんてことは絶対にありませんからね。

――でも、失敗が続いてしまうと嫌になってしまうことも……。

森:定年まで安定志向でいたい人がリスクを冒す必要はないと思うんです。ただ、これからもっと上を目指したいという野望があるなら、リスクから逃げてチャレンジすることを諦めてしまってはダメ。どれだけ伸びしろのある人でも、後ろ向きな気持ちでいては将来、大化けはしないと思います。

 要するに、若さというのは限られた時間の中にあって、誰しもに与えられた「時限付きの才能」だと僕は思うんです。なので、その期間だけは少々無謀なチャレンジをしても大丈夫ですよ(笑)。

36歳で白血病に。山ほど後悔した経験

キンライサー

若さは「時限付きの才能」である

――ということは若いうちはとにかくチャレンジをすることが大事だと。

森:36歳の時に、白血病を患ったことがあります。ただ、幸運にも慢性だったので、投薬治療を続けていけば生きられるとのことでした。でも病気が発覚した時は、もう僕は死ぬんだと思い込みましたから、それこそ人生の後悔が山ほど頭をよぎりましたよ。

――どんな後悔が?

森:これは褒められた話ではありませんけど、その当時、ウチの会社は完全なブラック体質でした。残業なんて当たり前にやらないといけない労働環境でしたから、家族を養うために深夜まで一生懸命働いてくれていた従業員に対して、本当に申し訳なかったという気持ちがあふれてきて。

 それ以降、利益を追いかけ過ぎるスタイルとは縁を切って、効率の悪い業務の仕組みを変えてみたり、もっと社員の休日を増やすとか、脱ブラック企業のための組織改革をやらせてもらいました。

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