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新型肺炎で“コロハラ”が勃発?職場で仲間外れにされるまで

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 中国ではピークアウトしたとも言われている、新型コロナウィルスですが、依然として感染者は増え続けており、日本を含む感染者が多い国からの入国を制限している国も増えています。予定していた海外旅行をキャンセルした人も多いのではないでしょうか?

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※イメージです(以下同じ)

 そんな中でも海外旅行を決行し、帰国後に残念な扱いを受けた人もいるようです。2月末にタイ旅行を敢行したという後藤光樹さん(仮名・29歳・不動産会社勤務)は、帰国し出社したら「とんでもない扱いが待っていた」と言います。
 ちなみに2月29日時点で、タイでは感染者42人・死者1人でした(同日の日本は感染者946人・死者11人、クルーズ船含む)。

帰国後、会社に席がなかった!?

「代表の会長が健康意識の高い人なので、新型コロナ騒ぎ初期の早い段階からオフピーク通勤が推奨されていました。マスクやアルコール消毒液のまとめ買いも早くにしていたようで、社員全員に充分な量が支給されました。マスクはまだ50枚くらいあるので、しばらく大丈夫です。ありがたいことですが……」

 光樹さんの会社では、新型コロナを非常に気にしている高齢の会長(72歳)が、まだ現役で毎日出勤していることもあり、対策には力をいれているようです。

「タイ旅行も事前に会長から断固反対されていたのですが、その時はタイの感染者数もわずかだったし、どうしても行きたくて行ってしまいました。でも、旅行から帰ってきたらビックリ、自分の席がなかったんです。クビ宣告かイジメかと思いました」

 実はクビでもイジメでもなく、席を勝手に窓際に移動させられていたとのこと。新型コロナ感染対策なのでしょうが、だったら潜伏期間の2週間リモートワークにしないと、あまり意味がないように感じます。
 今となっては、海外旅行しておいてすぐ出社する光樹さんのほうが非常識。が、この時点では、日本政府の「海外からの渡航者に2週間待機要請」も出されてなく、軽く見ていたのか…(3/24現在、待機要請の対象国にタイは入っていない)。

リモートだとカバーしきれない

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「年輩者が多いし、15人ほどの小さな会社なので、一人ひとりの役割が大きくて、リモートだとカバーしきれないんですよね。社内の席次は4人の小さな島が3つに、その島1つひとつに向かうように、会長・社長・本部長のそれぞれのデスクがある感じなのですが、僕の席は、会長から1番遠く、窓際で普段は物置になっているような場所でした(苦笑)」

 濃厚接触と言われる「2メートル」以上の距離を置くには、隅に追いやるしか術がなかったようです。

「自分は旅行中もずっとマスクをしていたし、罹ってない自信はもちろんあります。差別と思いながらも、逆の立場で考えると自分も警戒するかもしれないなぁ~とは思いますが……」

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